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一般的なプレーのための追加の検討事項
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A
プレーのペースと行動規範
(1)
スタート間隔
(2)
プレーのペースの方針
(3)
行動規範の方針
B
プレーの中断
C
規則の支援を与えること
セクション 3
セクション 5
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一般的なプレーのための追加の検討事項
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一般的なプレーのための追加の検討事項
A
プレーのペースと行動規範
一般的なプレー中のプレーヤーの楽しみを高めるために、プレーのペースを改善したり、良い行動規範の基準を奨励したり、委員会が取ることができる行為は数多くあります。例えば:
組のプレーヤー数を減らすこと、スタート間隔を空けること、スターターズギャップを設けること。
フェアウェイの幅を広げたり、ラフの密度や長さを減らしたり、パッティンググリーンの速さを遅くするなど、コースセットアップの抜本的な変更を検討すること。
プレーヤーに自分の能力に見合ったティーからプレーするように奨励すること。
プレーのペースの方針と行動規範を採用すること。
次のセクションでは、プレーのペースの方針と行動規範を採用する場合に委員会が考慮すべきいくつかの検討事項を規定しています。
(1)
スタート間隔
コースが過密になることはラウンドが必要以上に時間がかかる一般的な原因となります。ティータイムの間隔が大きいほど、プレーは良く流れます。しかし、委員会は多くの場合、できる限り多くのプレーヤーにコースや競技でプレーする機会を与えたいと望むこととのバランスをとる必要があるでしょう。
2ボールでのプレーの場合は少なくとも8分の間隔が推奨されます。3ボールのプレーでは、間隔は少なくとも10分に増やすべきです。4ボールの場合は、11、または12分の間隔を考えるべきです。
適切なスタート間隔であっても、コース上ではいくつかの要因(例えば、球の捜索、特に難しいホールや易しいホールがある)が原因で遅れが生じる可能性があります。そのような遅れの影響を空のスタート間隔(「スターターズギャップ」と呼ばれている)を用意することによって最小にすることができます。
例えば、スタート間隔が10分で委員会が空のスタート間隔を10組ごとの後に設けた場合、最初の組から90分ごとに10分の休みがあることになります。そのラウンドの最初の方の特定のティーで遅れが発生してきた場合、そのスターターズギャップはその遅れの影響を最小のものにするでしょう。空のスタート間隔がない場合、そのホールでの待ちがその日が進むにつれて大きくなるでしょう。
(2)
プレーのペースの方針
そうした方針の内容は、多くの場合そのコースで利用できる人員によります。
例えば、限られた人数のスタッフしかいないコースでは、各組は前の組に遅れずについて行くことが期待される、あるいは各組は一定の時間内にプレーすることが期待されると簡潔に規定するかもしれませんし、別のコースではプレーのペースを観視して、必要な場合には遅れている組に声がけをするためにコース上に1人以上の人員を配置することができるかもしれません。
•通常、そうした方針の実施は懲戒処分があることでよりうまく行えます。そうした制裁はゴルフ規則とは切り離され、処分の内容を規定したり、解釈することは委員会が考慮すべき問題となります。
(3)
行動規範の方針
一般的なプレーについて、委員会はどのような行動や服装がそのコース(特定の区域を含む)で受け入れられるのかを規定する告知文をクラブハウス、またはコースのウェブサイトに掲示するかもしれません。
通常、この方針の実施は懲戒処分を通じてうまく扱われます。そうした制裁はゴルフ規則とは切り離され、処分の内容を規定したり、解釈することは委員会が考慮すべき問題となります。
B
プレーの中断
各委員会は天候状態によりプレーを中断することが正当であると決めたとき、どのようにプレーを中断するのかを考えるべきです。プレーの中断はコースで利用できる人員によってエアーホーンを使ってプレーヤーに知らせたり、プレーヤーに個人的に伝えたりするなど様々な方法で扱うことができます。
C
規則の支援を与えること
プレーヤーは一般的なプレーの間に生じた規則の問題をどのように解決したらよいか疑問を持つかもしれません。各コースではそうした規則の問題を扱う人を特定しておくべきです。多くの場合、そうした人は所属プロや支配人となるでしょう。その人が正しい裁定について不確かな場合、回答を求めて規則を統括する適切な団体にその質問を照会することができます。
より探求する
セクション1
委員会の役割
ゴルフ規則では委員会を「競技またはコースを管理する人、またはグループ」と定義しています。委員会は正しいゴルフのプレーに不可欠です。委員会は日々のコースの運営や特定の競技会について責任があり、常にゴルフ規則を支持するやり方で行動すべきです。ゴルフ規則のオフィシャルガイドのこのパートではそうした役割を履行する際の委員会へのガイダンスを提供しています。
委員会の責務の多くは組織的な競技会を運営することに特有の事柄である一方で、一般的なプレーや日々のプレーでのコースに対する責任も委員会の重要な責務の一部です。
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セクション2
一般的なプレーのためのコースマーキング
コースをマーキングすることや必要な場合にそうしたマーキングの上塗りをすることは委員会が責任を持つ継続的な作業です。
マーキングがしっかり行われたコースはプレーヤーが規則に従ってプレーすることを可能とし、プレーヤーを困惑させないことに役立ちます。例えば、池(ペナルティーエリア)がマーキングされていない場合、プレーヤーはどのように処置してよいか分からないでしょう。
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セクション3
一般的なプレーのためのローカルルール
ローカルルールは、委員会が一般的なプレーや特定の競技会のために採用する規則の修正や追加規則です。委員会はローカルルールを採用するかどうかを決定することやそうしたローカルルールが
セクション8
に収録されている原則と矛盾しないことを確認する責任があります。委員会はスコアカードへの記載、別紙の配布物や掲示板、あるいはコースのウェブサイトなどでプレーヤーがローカルルールを確実に閲覧できるようにしておく必要があります。
一般的なプレーのために採用することができるローカルルールは次の一般的なカテゴリーに分けられます:
コースの境界と他のコースエリアを定める(
セクション8A-8D
)。
特別な救済措置を定める(
セクション8E
)。
異常なコース状態と不可分な物を定める(
セクション8F
)。
ローカルルールひな型の一覧は
セクション8
の冒頭で閲覧できます。
一般的なプレーではなく、競技会についてより一般的に採用されるローカルルールの他の種類については
セクション5C
を参照してください。
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セクション5
競技前
委員会が利用できる人員はそのコースによって、あるいは運営する競技会のレベルによって異なるので、委員会は推奨されているすべての事柄を履行することはできないでしょう。そうした場合、委員会は各競技会での優先順位を決める必要があります。
競技会が始まる前の期間が円滑な競技運営を実現するための準備において最も重要であることは間違いありません。この事前準備期間中の委員会の責務は次の事項を含みます:
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セクション6
競技中
競技会が始まったならば、委員会はプレーヤーが規則に基づいてプレーするために必要な情報を得ていること、また規則を適用する支援をすることに責任があります。
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セクション7
競技後
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セクション8
ローカルルールひな型
ローカルルールは、委員会が一般的なプレーや、特定の競技のために採用する規則の修正、または追加の規則です。委員会はローカルルールを採用するかどうかを決定する、そしてローカルルールがセクション8(1)に規定されるガイドラインと一致していることを確認する責任があります。
これらのガイドラインに矛盾するローカルルールは認められず、そのようなローカルルールの下でプレーされたラウンドはゴルフ規則に基づいてプレーされたとはみなされません。
委員会がローカルルールひな型に規定されている目的に矛盾したローカルルールを採用する場合、プレーヤーがハンディキャップ目的のラウンドの認められるスコアとして提出できるのかについてハンディキャップの管理者に相談するべきです。
(1) ローカルルール制定のガイドライン
ローカルルールを制定する前に、委員会は次のガイドラインを考慮するべきです。
a. その競技やコースでは、ローカルルールにはゴルフ規則と同じステータスがあります。
b. 委員会はゴルフ規則に基づいて、コースや競技に応じた特有のニーズに合わせてローカルルールを採用するというゴルフ規則に基づく重要な権限を持っています。一方で、委員会はセクション8の目的の説明で扱われている種々の状況に対処するためにのみにローカルルールを使用するべきです。
c. ローカルルールひな型はその全文を採用することもできますし、特定の種類のローカルルールの書き方の例として役立てることもできます。しかし、委員会がコースや競技に応じた特有のニーズに合わせてローカルルールひな型の文言を変更する場合、その変更が規定されている目的と一致していることを確認する必要があります。この要件に適うローカルルールひな型の変更の例には次を含みます:
ローカルルールひな型E-4
(エアレーションホールからの救済)の使用をバーチカルカットで使用するために拡大すること。
ローカルルールひな型F-10
(動物による損傷)の使用をバンカーに拡大すること。
d. 別途規定がある場合を除き、ローカルルールの違反の罰は一般の罰となります。
e. 委員会はゴルフ規則を変えたほうが望ましいかもしれなという理由だけでゴルフ規則を無視したり、修正するローカルルールを使用してはなりません。認められないローカルルールの例には次を含みます:
不適合クラブの使用を認めること。
球の捜索時間を3分から5分に延長すること。
プレーヤーが複数のキャディーを使用することを認めること。
f.
規則1.3c(3)
は委員会がゴルフ規則と異なる方法で罰を適用する権限はないことを規定しています。したがって、委員会は罰を無視する、修正する、または適用するためにローカルルールを使用してはなりません。認められないローカルルールの例には次を含みます:
間違ったティーイングエリアからプレーしてもプレーヤーがその誤りを1分以内にストロークを行うことで訂正すれば、その罰を無視すること。
不適合クラブでストロークを行った場合の罰を失格から一般の罰に軽減すること。
プレーヤーが確認のために球を拾い上げる際に、他のプレーヤーに知らせなかったことに対して1罰打を加えること。
g. ローカルルールがローカルルールひな型に基づいている場合、委員会はそのローカルルールを解釈する際の支援をR&Aに求めることができます。しかし、委員会が独自のローカルルールを策定していた場合、そのローカルルールを解釈することはその委員会の問題となります。
h. ローカルルールを一時的な状況の理由で導入する場合、その状況がそのローカルルールの使用をもはや必要としなくなった場合はすぐに取り下げるべきです。
i. セクション8のローカルルールひな型はひな型の形式とすることを十分に正当化するほど頻繁に生じる状況や問題を扱っています。時々、規定されているひな型がなくても、ローカルルールが正当化される場合があります。その場合、委員会はそのローカルルールを明確かつ簡単な文言で規定するべきです。しかし、最も重要なことは、そのローカルルールがゴルフ規則とローカルルールひな型の目的の説明に一致しているということです。
例えば、フェアウェイのディボット跡から罰なしの救済を認めることは、
規則1
の目的の中で定められているコースをあるがままにプレーする、球をあるがままにプレーするという重要な原則に矛盾します。
委員会が、公正なプレーを妨げる地域的な異常な状態のために、これらのガイドラインでは扱っていないローカルルールが必要かもしれないと考える場合、その委員会はR&A に相談するべきです。
(2) ローカルルールの告知
委員会はスコアカード、プレーヤーへの注意事項、デジタルでの伝達方法にかかわらず、すべてのローカルルールをプレーヤーが入手できるようにするべきです。
ローカルルールのひな型全文の省略版を提供する場合(例えば、スコアカードの裏面など)、委員会はその全部を入手できるようにするべきです(例えば、掲示板やウェブサイト上で)。
セクションを読む
セクション9
他のプレー形式
マッチプレー、ストロークプレー、パートナーやティームのプレーの最も定着した形式は規則1~25で詳述されています。このセクションでは、代わりとなる様々なプレー形式の概要を説明しています。そうした形式で必要となる規則1~25への修正の詳細はRandA.orgで閲覧できます。
ゴルフ規則やプレーしている形式のための追加の修正でカバーされていない状況は委員会が解決すべきでしょう:
すべての事情を考慮する。
その状況を、合理的で、フェアで、類似の状況がゴルフ規則やその形式のための修正に基づいて扱われる場合と一貫性のある方法で取り扱う。
セクションを読む