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8
コースはあるがままにプレー
セクションに移動
規則の内容を参照
8.1
ストロークに影響を及ぼす状態を改善するプレーヤーの行動
8.1a/1
潜在的な利益となる可能性が高い行動の例
8.1a/2
潜在的な利益となる可能性が低い行動の例
8.1a/3
意図するストロークのための状態を改善したプレーヤーは別のストロークを行ったとしても違反となる
8.1a/4
動かせない障害物を動かしたり、曲げたり、壊す例
8.1a/5
タオルなどの物を所定の位置に置いてスタンスの場所を作ることは許されない
8.1a/6
スタンスの場所を作るために地面を変えることは許されない
8.1a/7
プレーヤーは地面の下に木の根、岩盤、あるいは障害物があるかどうかを確認するために探ることができるが、状態を改善しない場合に限る
8.1a/8
救済エリアの地面を変えることは認められない
8.1a/9
どのような場合にディボットは元の位置に戻されたことになるのか、また、取り除いたり、押さえつけてはならないのか
8.1a/10
プレーヤーは動かせない障害物の動かせる部分を所定の位置に戻すことが認められる
8.1b/1
プレーヤーはスタンスをとるときに何度でも両足をしっかり据えることが認められる
8.1b/2
「フェアにスタンスをとること」の例
8.1b/3
「フェアにスタンスをとること」にならない例
8.1b/4
ティーイングエリアの状態を改善することは地面に限定される
8.1b/5
プレーヤーがバンカーからプレーして脱出した後で「コースを保護するため」にバンカーをならす
8.1b/6
損傷の一部がパッティンググリーン上で一部がパッティンググリーン外でも修理できる場合がある
8.1d(1)/1
別の人の行動や外的影響によって変えられた状態をプレーヤーが復元することが認められる例
8.1d(1)/2
プレーヤーには球が止まったときにその場所にあったルースインペディメントや動かせる障害物をそのまま残しておく権利がある
8.1d(2)/1
プレーヤーが悪化した状態を復元することが認められない自然物や自然の力によって変えられた状態の例
8.1d(2)/2
キャディーやプレーヤーの要請で別の人が悪化させた場合、プレーヤーはストロークに影響を及ぼす状態を復元することが認められない
8.1d(2)/3
プレーヤーがプレーの線上のバンカーに入った場合、悪化させた状態を復元してはならない
8.2
プレーヤー自身の止まっている球、または行うことになるストロークに影響を及ぼす他の物理的状態を変えるプレーヤーの故意の行動
8.2b/1
自分自身のプレーに影響を及ぼす他の物理的状態を改善するプレーヤーの故意の行動の例
8.3
他のプレーヤーの止まっている球、または行うことになるストロークに影響を及ぼす物理的状態を変えるプレーヤーの故意の行動
8.3/1
お互いが承知の上で物理的状態を改善した場合、両方のプレーヤーが罰を受ける
解釈 7
解釈 9
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8
コースはあるがままにプレー
規則の目的
規則8はこのゲームの主要な原則 「コースはあるがままにプレー」を扱っている。プレーヤーの球が止まった場合、プレーヤーはストロークに影響を及ぼす状態を通常は受け入れなければならず、その球をプレーする前にその状態を改善してはならない。しかしながら、それらの状態を改善してしまうことになったとしてもプレーヤーがとることができる特定の合理的な行動がある。そしてそれらの状態を改善したり、悪化させても罰なしにその状態を復元することができる限定的な状況もある。
8
コースはあるがままにプレー
8.1
ストロークに影響を及ぼす状態を改善するプレーヤーの行動
8.1a/1
潜在的な利益となる可能性が高い行動の例
ストロークに影響を及ぼす状態
を
改善
しそうな(つまり、プレーヤーに潜在的な利益を与える可能性が高い)行動の例は次の場合を含む:
プレーヤーがピッチマークやディボット跡に影響を受ける可能性のある
ストローク
(例えば、パットや低く転がすチップ)を行う前に、自分の球の数ヤード前方の
プレーの線
上にある
ジェネラルエリア
のピッチマークを修理したり、ディボット跡にディボットを戻した。
プレーヤーの球がグリーン横の
バンカー
の中にあり、短い距離のショットをプレーする前に球の前方の自分の
プレーの線
上にあった足跡をならしたが、そのプレーヤーはそのならした区域を越えてプレーするつもりであった(
規則12.2b(2)
参照-砂に触れた結果、罰を受けない場合)。
8.1a/2
潜在的な利益となる可能性が低い行動の例
ストロークに影響を及ぼす状態
を
改善
しそうもない(つまり、プレーヤーに潜在的な利益を与える可能性が低い)行動の例は次の場合を含む:
ジェネラルエリア
から150ヤードのアプローチショットを行う前に、プレーヤーが自分の球の数ヤード前方の
プレーの線
上にあった小さなピッチマークを修理したり、
バンカー
内の足跡をならしたり、あるいはディボット跡にディボットを戻した。
プレーヤーの球が縦に長くて浅いフェアウェイ
バンカー
の真ん中にあり、その球の数ヤード前方の
プレーの線
上にあった足跡を長い距離のショットをプレーする前にならしたが、そのプレーヤーはそのならした区域を越えてプレーするつもりであった(
規則12.2b(2)
参照-砂に触れた結果、罰を受けない場合)。
8.1a/3
意図するストロークのための状態を改善したプレーヤーは別のストロークを行ったとしても違反となる
プレーヤーが特定の方法で球をプレーしようとして、その特定の
ストロークに影響を及ぼす状態
を
改善
し、その状態を復元することによっても罰を免れない場合、そのプレーヤーはその特定の方法でその球を次にプレーするか、
改善
したことに影響されない別の方法でプレーするかにかかわらず、
規則8.1a
の違反となる。
例えば、プレーヤーが意図する
ストローク
のための
スタンス
やスイング区域に障害となっていた枝を折り、その枝を折ることなく
スタンス
をとることができた場合、その球を別の方向にプレーしたり、その枝が
ストローク
に影響しない場所に救済を受けることで罰を免れることはできない。このことは、プレーヤーが
ホール
を始めるときに枝を折って、
ティーイングエリア
内の別の場所に移動した場合にも適用される。
改善
した
状態
を復元することによって罰を免れることができるかどうかについては
規則8.1c
を参照すること。
8.1a/4
動かせない障害物を動かしたり、曲げたり、壊す例
アウトオブバウンズ
にあるフェンス(そのフェンスは
境界物
ではない)の一部が傾いて
コース
側に出ていたので、プレーヤーはそのフェンスが垂直になるように押し戻した。この行為は
動かせない障害物
を動かすことで
ストロークに影響を及ぼす状態
を
改善
することを禁止している
規則8.1a
の違反となっていた そのプレーヤーは
規則8.1c
(改善した状態を
復元
することによって罰を免れる)によって許されているように、自分の次の
ストローク
の前にそのフェンスを元の位置に戻すことでその状態を復元する場合を除き、
一般の罰
を受ける。
そうした状況では、
規則8.1a
は
動かせない障害物
を動かしたり、曲げたり、壊すことを禁止しているが、プレーヤーには
規則16.1b
(異常なコース状態からの救済)に基づいて、傾いて
コース
側に出ている
動かせない障害物
の一部による障害からの罰なしの救済を受ける選択肢がある。
8.1a/5
タオルなどの物を所定の位置に置いてスタンスの場所を作ることは許されない
定義「
スタンス
」には、プレーヤーが立つために自分の両足を据える場所だけではなく、
ストローク
の準備や、ストロークを行うときのプレーヤーの全身の位置を含む。
例えば、プレーヤーが
ストローク
を行う間に自分の体を保護するためにタオルや他の物をブッシュの上に置いた場合、意図する
スタンス
区域を
改善
したことについて
規則8.1a
の違反となる。
球が木の下にあるためにプレーヤーがひざまずいてプレーする必要があり、ひざが濡れたり、汚れないようにとタオルを地面に敷く場合、そのプレーヤーは
スタンス
の場所を作っていることになる。しかし、プレーヤーはそのショットをプレーする前にタオルを自分の腰に巻いたり、レインウエアを着ることが認められる(
規則10.2b(5)
参照-物理的な援助と気象条件からの保護)。
プレーヤーが認められない方法で物を所定の位置に置いたが、その球をプレーする前にその誤りに気づいた場合、
ストロークに影響を及ぼす
他の
改善
がなかったのであれば、その
ストローク
を行う前にその物を取り除くことによって、罰を免れることができる。
8.1a/6
スタンスの場所を作るために地面を変えることは許されない
プレーヤーは
スタンス
をとるときに自分の両足をしっかり据えることが認められているが、
スタンス
をとる場所となる地面を変え、その地面を変えたことが意図する
スタンス
区域を
改善
した場合は
規則8.1a
の違反となる。
地面を変えたことが
ストロークに影響を及ぼす状態
を
改善
したことになりそうな例は下記を含む:
そこに立つための水平な区域を作るために足で
バンカー
の側面の砂を落とした。
スタンス
のためのよりしっかりとした土台を得るために柔らかい地面に過度に足を潜り込ませた。
プレーヤーは
スタンス
の場所を作るために地面の
状態
を変えることによって状態を
改善
した時点で
規則8.1a
の違反となり、その地面の状態を元の状態に復元することを試みることによって罰を免れることはできない。
地面の状態を変えることの制限(
規則8.1a(3)
)は、プレーヤーが球をプレーするために立つことになる場所から大量の松葉や落葉を取り除くなど、意図する
スタンス
区域から
ルースインペディメント
や
動かせる障害物
を取り除くことは含まない。
8.1a/7
プレーヤーは地面の下に木の根、岩盤、あるいは障害物があるかどうかを確認するために探ることができるが、状態を改善しない場合に限る
規則8.1a
はプレーヤーがその
状態
を
改善
しない限り、
ストロークに影響を及ぼす状態
に覆われている区域の地面に触れることを禁止していない。
例えば、
ストロークに影響を及ぼす状態
を
改善
することがなければ、プレーヤーは球が
コース
上のどこにある場合でもその
ストローク
を行ったときに自分のクラブが地面の下にある木の根、岩盤、あるいは
障害物
に当たる可能性があるかどうかを確かめるために、その球の周辺をティーや他の物で探ることができる。
しかしながら、プレーヤーが砂の状態をテストするために
バンカー
の砂を探ったかどうかについては
詳説12.2b/2
を参照すること。
8.1a/8
救済エリアの地面を変えることは認められない
救済を受けるために球を
ドロップ
する前に、プレーヤーは
救済エリア
の中にあるディボット跡にディボットを戻したり、
ストロークに影響を及ぼす状態
を
改善
することになる方法で地面を変える他の行動をとってはならない。
しかしながら、その禁止事項はプレーヤーがその
救済エリア
に球を
ドロップ
することが求められたり、認められることに気づいた後にだけ適用される。
例えば、プレーヤーが球をプレーして、そのディボットを元に戻した後にその球が
アウトオブバウンズ
であったり、
ペナルティーエリア
の中にあったり、アンプレヤブルであったり、あるいは
暫定球
をプレーすべきという理由で自分が
ストロークと距離
に基づいてその場所からプレーし直さなければならない、あるいはプレーし直すことができることに気づいた場合、その元に戻したディボットがその
救済エリア
の中であっても、そのプレーヤーは
規則8.1a
の違反とはならない。
8.1a/9
どのような場合にディボットは元の位置に戻されたことになるのか、また、取り除いたり、押さえつけてはならないのか
規則8.1a(3)
はディボット跡にあるディボット(まだ活着したり、生長していなかったとしても地面の一部として扱われ、
ルースインペディメント
としては扱われない)を押さえつけたり、取り除いたり、位置を変えることによって
ストロークに影響を及ぼす状態
を
改善
することを禁止している。
ディボットはその大部分が、根を下にして、ディボット跡の中にある場合、元の位置に戻されたことになる(そのディボットが切り取られた跡と同じディボット跡の中にあるかどうかは問わない)。
8.1a/10
プレーヤーは動かせない障害物の動かせる部分を所定の位置に戻すことが認められる
規則8.1a (2)
は
ストロークに影響を及ぼす状態
を
改善
する位置に
動かせる障害物
を置くことを禁止している。しかしながら、この制限は
動かせない障害物
の動かせる部分を所定の位置に戻すことには適用されない。
例えば、
スプリンクラーヘッドが飛び出ている場合、そのスプリンクラーヘッドは所定の位置にないので、そのプレーヤーは球をプレーする前にそのスプリンクラーヘッドを押し下げることができる。
排水管の蓋が取り除かれていたり、外されている場合、そのプレーヤーは蓋を所定の位置に戻すことができる。
両方の事例において、そのことで
ストロークに影響を及ぼす状態
を
改善
したとしても
規則8
に基づく罰はない。
(2023年7月追加)
8.1b/1
プレーヤーはスタンスをとるときに何度でも両足をしっかり据えることが認められる
規則8.1b
はプレーヤーが
スタンス
をとるときに両足をしっかり据えることを認めており、そのことは
ストローク
を行う準備で何度でも行うことができる。
例えば、プレーヤーはクラブを持たずに
バンカー
に入り、球をプレーするシミュレーションとして
スタンス
をとるときに自分の両足を砂に潜り込ませ、そのバンカーを出てクラブを取りに戻り、その後で再び自分の両足を砂に潜り込ませてから
ストローク
を行うことができる。
8.1b/2
「フェアにスタンスをとること」の例
プレーヤーはどの方向にもプレーすることが認められるが、通常の
スタンス
をとったり、スイングを行う権利は保証されておらず、その状況に適応して最も控えめに振舞わなければならない。
フェアに
スタンス
をとっているとみなされ、その結果として
改善
になっても
規則8.1b
に基づいて認められる行動の例は次を含む:
後ずさりで枝や
境界物
のある場所に入って行く(そうすることが、たとえその枝や
境界物
を邪魔にならない場所に動かしたり、曲げたり、壊す原因となったとしても、選択した
ストローク
のための
スタンス
をとる唯一の方法の場合)。
球をプレーしに木の下に入って行くために自分の手で枝を曲げる(そうすることが、その木の下に入って行って
スタンス
をとるための唯一の方法の場合)。
スタンス
をとるために必要以上のことをしたことでプレーヤーが罰を受ける場合については、
詳説8.1b/3
を参照すること。
8.1b/3
「フェアにスタンスをとること」にならない例
フェアに
スタンス
をとっているとみなされず、
ストロークに影響を及ぼす状態
を
改善
した場合に
規則8.1a
に基づいて罰を受けることになる行動の例は次を含む:
バックスイングや
ストローク
の邪魔にならないようにするために故意に手や足、あるいは体で枝を動かしたり、曲げたり、壊すこと。
そうしなくても
スタンス
をとることができたのに、丈の高い草や雑草が意図する
スタンス
やスイング区域の邪魔にならないように押し下げたり、押し分ける方法でそうした丈の高い草や雑草の上に立つこと。
スタンス
やスイングから離れた場所となるように、ひとつの枝を別の枝に引っ掛けたり、2本の草を紐状に編むこと。
スタンス
をとった後に球への視界を遮っていた枝を手で曲げること。
そうしなくても
スタンス
をとることができたのに、
スタンス
をとるときに障害となっていた枝を曲げること。
8.1b/4
ティーイングエリアの状態を改善することは地面に限定される
規則8.1b(8)
はプレーヤーが
ティーイングエリア
で
ストロークに影響を及ぼす状態
を
改善
する行動をとることを認めている。この
規則8.1a
の限定的な例外は、球がティーアップされるか、地面からプレーされるかにかかわらず、(
ティーイングエリア
で生長している自然物を取り除くことを含み)プレーヤーがティーイングエリアそれ自体の内側の地面の物理的な状態を変えることだけを認めることを意図している。
この例外は、意図するスイング区域の障害となるかもしれない
ティーイングエリア
の外側にある木の枝を折ったり、木は
ティーイングエリア
の外側に根付いているが、
ティーイングエリア
に張り出しているその木の枝を折るなど、プレーヤーが
ティーイングエリア
の外側で行動をとることによってティーショットのための
ストロークに影響を及ぼす状態
を
改善
することを認めていない。
8.1b/5
プレーヤーがバンカーからプレーして脱出した後で「コースを保護するため」にバンカーをならす
バンカー
にある球がプレーされ、その球がその
バンカー
の外となった後で、
規則8.1b(9)
と
規則12.2b(3)
は、復元することでプレーヤーの
ストロークに影響を及ぼす状態
を
改善
することになったとしても、「
コース
を保護するため」を用いてプレーヤーがその
バンカー
をあるべき状態に復元することを認めている。このことはプレーヤーの行動が「
コース
を保護するため」と「
ストロークに影響を及ぼす状態
を
改善
するため」の両方のために故意にとられたとしても当てはまる。
例えば、プレーヤーの球が
パッティンググリーン
の近くの大きな
バンカー
の中に止まっていた。
ホール
に向けてプレーすることができなかったので、そのプレーヤーは
ティーイングエリア
の方向となるバンカーの後方に向けてプレーし、球はその
バンカー
の外に止まった。
この場合、プレーヤーは球をプレーした結果として変えた区域(その球に歩み寄るときにできた足跡を含む)をならすことができ、プレーヤーが作ったか、その
バンカー
からプレーするためにプレーヤーが立ち入った時にはすでに存在していたかどうかにかかわらず、その
バンカー
の他の区域もならすことができる。
8.1b/6
損傷の一部がパッティンググリーン上で一部がパッティンググリーン外でも修理できる場合がある
単一の損傷区域がパッティンググリーン上と
パッティンググリーン
外の両方にまたがっている場合、その損傷した区域全体を修理することができる。
例えば、ひとつのボールマークの一部が
パッティンググリーン
上で一部が
パッティンググリーン
外となる場合、プレーヤーにパッティンググリーン上の損傷部分だけ修理することを認めるのは合理的ではない。したがって、そのボールマーク全体(
パッティンググリーン
上とパッティンググリーン外の両方)を修理することができる。
同じことが他の単一の損傷区域(獣道や蹄の跡、あるいはクラブを落としてできた凹み跡など)にも適用される。
しかしながら、損傷部分がグリーン外まで及び、グリーン上の損傷の一部として確認できない場合、修理することが
ストロークに影響を及ぼす状態
を
改善
するときは、そのグリーン外の損傷部分を修理することはできない。
例えば、
パッティンググリーン
上から始まる靴跡それ自体がグリーン外まで及んでいる場合、その靴跡を修理することができる。しかしながら、一方の靴跡が
パッティンググリーン
上にあり、もう一方の靴跡が
パッティンググリーン
外にある場合、その2つは別々の損傷区域なので、
パッティンググリーン
上にある靴跡だけを修理することができる。
8.1d(1)/1
別の人の行動や外的影響によって変えられた状態をプレーヤーが復元することが認められる例
復元が認められる場合の例は次のときを含む:
プレーヤーの
プレーの線
が、そのプレーヤーの球が止まった後に誰かがプレーした球が作った
ジェネラルエリア
のピッチマークによって悪化した。
プレーヤーの
ライ
、意図する
スタンス
やスイング区域が、別のプレーヤーの
ストローク
がディボット跡を作ったり、プレーヤーの球の上や周辺に砂、土、芝草、他の物質を堆積させたときに悪化した。
バンカー
内にあるプレーヤーの球が、その
バンカー
内にある別のプレーヤーの球の近くにあり、その別のプレーヤーが
ストローク
を行ったときの
スタンス
やスイングがプレーヤーの
ストロークに影響する複数の状態
を悪化させた。
そうしたすべての状況では、そのプレーヤーは罰なしに
状態
を復元することが認められるが、必ずしもそうする必要はない。
8.1d(1)/2
プレーヤーには球が止まったときにその場所にあったルースインペディメントや動かせる障害物をそのまま残しておく権利がある
一般的に言えば、プレーヤーは自分の球が止まったときに得ていた
ストロークに影響を及ぼす状態
についての権利がある。どのプレーヤーも
ルースインペディメント
や
動かせる障害物
を動かすことができるが(
規則15.1
と
規則15.2
)、そうしたことが別のプレーヤーの
ストロークに影響を及ぼす状態
を悪化させた場合、その別のプレーヤーは
規則8.1d
に基づいてそうした物を元の位置に戻すことによって、その
状態
を復元することができる。
例えば、プレーヤーが下りのパットをするときに、自分の球と
ホール
の間にあった
ルースインペディメント
を拾い上げたが、
ホール
の後方にあった落葉は故意にそのまま残しておいた。別のプレーヤーがプレーヤーの球の球止めとして役立つ可能性があった
ホール
の後方のその
ルースインペディメント
を取り除いた。
プレーヤーの
ストロークに影響する状態
が悪化されたので、そのプレーヤーはその
ルースインペディメント
を元の位置に戻すことが認められる。
8.1d(2)/1
プレーヤーが悪化した状態を復元することが認められない自然物や自然の力によって変えられた状態の例
規則8.1d
はプレーヤーが自然物や
自然の力
(風や水など)によって変えられた
ストロークに影響を及ぼす状態
を復元することを認めていない。
復元が認められない場合の例は次のときを含む:
木から枝が落ちてきて、プレーヤーの球の
ライ
、
スタンス
やスイング区域を変えたが、その球を
動かす
原因とはならなかった。
ストロークに影響する複数の状態
を変える場所に案内板や他の
障害物
が倒れたり、風で飛ばされた。その
障害物
からどんな救済を受けることができるのかについては、
規則15.2
(動かせる障害物)と
規則16.1
(異常なコース状態)を参照すること。
8.1d(2)/2
キャディーやプレーヤーの要請で別の人が悪化させた場合、プレーヤーはストロークに影響を及ぼす状態を復元することが認められない
プレーヤー自身が
状態
を悪化させた場合、そのプレーヤーは
ストロークに影響する状態
を復元することが認められない。
そのことはその
状態
をプレーヤーの
キャディー
や
パートナー
、プレーヤーの承認した行動をとっている別の人が悪化させた場合も含む(ただし、
レフェリー
によって悪化させられた
ストロークに影響を及ぼす状態
は常にプレーヤーは修復することができる)。
その
状態
を復元することができない状況の例は次の場合を含む:
プレーヤーの
キャディー
や
パートナー
がレーキを取りに
バンカー
の中を歩いて行き、砂に足跡を残してプレーヤーの
プレーの線
を悪化させた。
プレーヤーが別の人にギャラリー整理用のロープを取り外すように依頼し、そのロープを外しているときにロープで後方に引っ張られていた枝が元に戻り、そのプレーヤーの意図するスイング区域を悪化させた。
8.1d(2)/3
プレーヤーがプレーの線上のバンカーに入った場合、悪化させた状態を復元してはならない
プレーヤーが
ストロークに影響を及ぼす状態
に影響するかもしれない行動をとる場合、そうした区域を悪化させることは、そのプレーヤーがその悪化した
状態
を受け入れなければならないことを意味しているので、慎重になるべきである。
例えば、プレーヤーが
異常なコース状態
からの救済を
バンカー
の近く(後方)で受けているときに、
ドロップ
した球がその
バンカー
の中に転がり込んだ。そのプレーヤーが再
ドロップ
のためにその球を回収しに
バンカー
に歩いて入る間に足跡を作った場合、プレーヤーはその
状態
を悪化させたことに責任があったので、復元すると
改善
が生じる場合は、
規則8
に基づいてその
バンカー
を以前の
状態
に復元することは認められない。
そうした場合、そのプレーヤーは2回目の
ドロップ
のための別の球を使うこと(
規則14.3a
)、あるいは元の球を回収するときに、
ストロークに影響を及ぼす状態
を悪化させないようにさらに気をつけることができた。
8.2
プレーヤー自身の止まっている球、または行うことになるストロークに影響を及ぼす他の物理的状態を変えるプレーヤーの故意の行動
8.2b/1
自分自身のプレーに影響を及ぼす他の物理的状態を改善するプレーヤーの故意の行動の例
規則8.2
はプレーヤーの球が
コース
上に止まっているとき、あるいはプレーヤーに
インプレー
の球がないときに、
ストロークに影響を及ぼす状態
以外の物理的状態を変えることにだけ適用される。
自分自身のプレーに影響を及ぼす他の物理的状態を故意に改善するために行った場合に、
規則8.2
の違反となる
規則8.1a
(状態を
改善
するために認められていない行動)に掲載されているプレーヤーの行動の例(
規則8.1b
や
規則8.1c
で明確に認められる場合を除く)は、次のときを含む:
プレーヤーの球は
パッティンググリーン
のすぐ手前にあり、
プレーの線
は
ホール
までの直線であったが、そのプレーヤーは自分の球が近くの
バンカー
の中に止まる可能性があることを心配した。
ストローク
を行う前に、プレーヤーはプレーしたショットがその
バンカー
の中に入った場合には良い
ライ
となるように、その
バンカー
の砂をならした。
プレーヤーの球は急な丘の頂上に止まっていたが、そのプレーヤーはその球をプレーすることができる前に風が吹いて、球がその丘を転がり落ちて
ホール
から離れていくかもしれないと心配した。そのプレーヤーはその球が止まる可能性がある場合に備えて、その坂を下ったところの芝草を故意に押さえつけた。
8.3
他のプレーヤーの止まっている球、または行うことになるストロークに影響を及ぼす物理的状態を変えるプレーヤーの故意の行動
8.3/1
お互いが承知の上で物理的状態を改善した場合、両方のプレーヤーが罰を受ける
プレーヤーが別のプレーヤーに自分のプレーを
改善
する物理的状態を故意に変えることを要請したり、承認したり、許した場合:
その要請に従って行動しているプレーヤーは
規則8.3
に基づく
一般の罰
を受ける。
その
改善
を要請したり、承認したり、許したプレーヤーも
規則8.1
(ストロークに影響を及ぼす状態を改善するプレーヤーの行動)あるいは
規則8.2
(プレーヤー自身の止まっている球、または行うことになるストロークに影響を及ぼす他の物理的状態を変えるプレーヤーの故意の行動)のどちらか適用される規則に基づく
一般の罰
を受ける。
例えば、
ストロークプレー
で、規則を知らずにプレーヤーAはプレーヤーBにプレーヤーAの
プレーの線
上にあった木の枝を折るように要請し、プレーヤーBはそれに従った。プレーヤーAはプレーヤーBがプレーヤーAの要請でその枝を折ったので、
規則8.1
の違反について2罰打を受ける。プレーヤーBは
規則8.3
の違反について2罰打を受ける。
より探求する
解釈1
ゲーム、プレーヤーの行動、規則
解釈を表示
解釈3
競技
解釈を表示
解釈4
プレーヤーの用具
解釈を表示
解釈5
ラウンドをプレーすること
解釈を表示
解釈6
ホールをプレーすること
解釈を表示
解釈7
球の捜索:球を見つけること、確認すること
解釈を表示
解釈9
球はあるがままにプレー;止まっている球が拾い上げられる、動かされる
解釈を表示
解釈10
ストロークのための準備とストロークを行うこと;アドバイスと援助;キャディー
解釈を表示
解釈11
動いている球が偶然に人、動物、物に当たる;動いている球に影響を及ぼす故意の行動
解釈を表示
解釈12
バンカー
解釈を表示
解釈13
パッティンググリーン
解釈を表示
解釈14
球に対する処置:マークすること、拾い上げること、ふくこと;箇所にリプレースすること;救済エリアにドロップすること;誤所からプレーすること
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解釈15
ルースインペディメントと動かせる障害物(プレーの援助や障害となる球またはボールマーカーを含む)からの救済
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解釈16
異常なコース状態(動かせない障害物を含む)、危険な動物の状態、地面にくい込んだ球からの救済
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解釈17
ペナルティーエリア
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解釈18
ストロークと距離の救済、紛失球、アウトオブバウンズ、暫定球
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解釈19
アンプレヤブルの球
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解釈20
ラウンド中の規則問題の解決;レフェリーと委員会による裁定
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解釈21
個人ストロークプレーとマッチプレーの他の形式
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解釈22
フォアサム(通称「オルタネートショット」)
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解釈23
フォアボール
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解釈24
ティーム競技
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