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18
ストロークと距離の救済、紛失球、アウトオブバウンズ、暫定球
規則の目的:規則18は、ストロークと距離の罰に基づく救済を受けることを扱っている。球がペナルティーエリア以外の場所で紛失したり、アウトオブバウンズに止まった場合、ティーイングエリアからホールへとプレーすることの連続性が途絶える;そのプレーヤーは直前にストロークを行った場所から再びプレーをすることによってその連続性を取り戻さなければならない。 この規則はインプレーの球がアウトオブバウンズとなったかもしれない、またはペナルティーエリア以外の場所で紛失したかもしれない場合に時間節約のために暫定球をプレーすることができる場合と方法を扱っている。
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ストロークと距離の救済、紛失球、アウトオブバウンズ、暫定球
18.1

ストロークと距離の罰に基づく救済はいつでも認められる

いつでも、プレーヤーは、1罰打を加え、直前のストロークが行われた場所から元の球か別の球をプレーすることによって、ストロークと距離の救済を受けることができる(規則14.6参照)。 プレーヤーは常にストロークと距離の救済の選択肢を持っている:
  • プレーヤーの球がコース上のどこにあっても。
  • 規則がプレーヤーに特定の方法で救済を受けることや、特定の場所からプレーすることを求めている場合であっても。
プレーヤーがストロークと距離の罰に基づいて別の球をインプレーにした時点で(規則14.4参照):
  • 元の球はもはやインプレーの球ではなく、プレーしてはならない。
  • このことは、その後、元の球が3分の捜索時間(規則6.3b参照)が終了する前にコース上で見つかったとしても同じである。
しかし、このことはプレーヤーが次の場合に直前のストロークを行った所からプレーすることになる球には適用しない:
  • プレーヤーが暫定球のプレーを宣言する場合(規則18.3b参照)。
  • 規則14.7b規則20.1c(3)に基づいてストロークプレーで第2の球をプレーする場合。
18.2

紛失球またはアウトオブバウンズ:ストロークと距離の救済を受けなければならない

18.2a

球が紛失またはアウトオブバウンズとなる場合

(1) 球が紛失となる場合。プレーヤー、またはそのキャディーが球を捜し始めてから3分以内に見つけることができなければ、その球は紛失となる。 球がその時間内に見つかったが、それがプレーヤーの球であるかどうかはっきりしない場合:
  • プレーヤーは速やかにその球の確認(規則7.2参照)をしようとしなければならず、3分の球の捜索時間が終わった後であっても、確認をするための合理的な時間が認められる。
  • このことには、球が見つかった場所にプレーヤーがいない場合に球の所に行くための合理的な時間が含まれる。
プレーヤーが合理的な時間内に球を自分の球と確認できない場合、その球は紛失となる (2) 球がアウトオブバウンズとなる場合。止まっている球全体がコースの境界縁の外にある場合にのみ、その球はアウトオブバウンズとなる。 次の場合、球はインバウンズとなる:
  • 球の一部が境界縁の内側の地面やその他の物(例えば、自然物や人工物)の上にあるか触れている。
  • 球の一部が境界縁やコースの他の部分の上方にある場合。
プレーヤーはコース上の球をプレーするためにアウトオブバウンズに立つことができる。
18.2b

球が紛失、またはアウトオブバウンズとなった場合に行うこと

球が紛失、またはアウトオブバウンズとなった場合、プレーヤーは、1打の罰を加え、直前のストロークを行った所から元の球か別の球をプレーすることによってストロークと距離の救済を受けなければならない(規則14.6参照)。 例外-球に起きたことが「分かっている、または事実上確実」な場合、プレーヤーは他の規則に基づいて別の球に取り替えることができる:ストロークと距離の救済を受ける代わりに、プレーヤーは自分の球が見つからない場合、または球が次の状態となっていることが「分かっている、または事実上確実」な場合に適用する規則に基づいて別の球に取り替えることができる:
  • 球がコース上に止まり、外的影響動かした(規則9.6参照)、または別のプレーヤーが誤球としてプレーした(規則6.3c(2)参照)。
  • 球がコース上の動かせる障害物(規則15.2b参照)や異常なコース状態(規則16.1e参照)の中や上に止まった。
  • 球がペナルティーエリアにある(規則17.1c参照)。
  • 他の人が故意に球の方向を変えたり、止めた(規則11.2c参照)。
規則18.2に違反して誤所から球をプレーしたことに対する罰:規則14.7aに基づく一般の罰
18.3

暫定球

18.3a

暫定球が認められる場合

球がペナルティーエリア以外の場所で紛失、またはアウトオブバウンズとなったかもしれない場合、時間節約のためにプレーヤーはストロークと距離の罰(規則14.6参照)に基づき暫定的に別の球をプレーすることができる。 このことは次の場合を含む:
  • 元の球が見つからず確認できないが、まだ紛失にはなっていない。
  • 球がペナルティーエリア紛失したかもしれないが、コース上の他のどこかで紛失している可能性もある。
  • 球がペナルティーエリア紛失したかもしれないが、アウトオブバウンズとなった可能性もある。
プレーヤーが直前のストロークを行った場所から暫定球をプレーする意図を持ってストロークを行ったが、その暫定球が認められない場合、プレーされたその球はストロークと距離の罰に基づいてそのプレーヤーのインプレーの球となる(規則18.1参照)。 暫定球そのものがペナルティーエリア以外の場所で紛失、またはアウトオブバウンズとなったかもしれない場合:
  • プレーヤーは別の暫定球をプレーすることができる。
  • その暫定球と最初の暫定球の関係は、元の球に対する最初の暫定球の関係と同じである。
18.3b

暫定球のプレーを宣言すること

ストロークを行う前に、プレーヤーは暫定球をプレーすることを誰かに宣言しなければならない:
  • プレーヤーが別の球をプレーすることや再プレーを行うことを単に言うだけでは十分ではない。
  • プレーヤーは「暫定球」という言葉か、プレーヤーが規則18.3に基づいて暫定的に球をプレーすることを別の方法で明確に示さなければならない。
プレーヤーが(暫定球をプレーする意思があったとしても)それを誰かに宣言せずに、直前のストロークを行った場所から球をプレーした場合、その球はストロークと距離の罰のもとにそのプレーヤーのインプレーの球となる(規則18.1参照)。 しかし、プレーヤーの宣言を聞く人が近くに誰もいなければ、そのプレーヤーは暫定球をプレーした後で、暫定球をプレーしたことを誰かに告げることができるようになったときに、そうすれば良い。
18.3c

暫定球がインプレーの球となる、または放棄するまでその暫定球をプレーする

(1) 暫定球を続けてプレーする。プレーヤーは、元の球があると推定する場所とホールから等距離、またはホールから遠い所から暫定球を続けてプレーする限りにおいては暫定球としての状態のままその球でプレーを続けることができる。 このことはその暫定球を数回プレーしたとしても同じである。 しかし、(2)に基づいて暫定球インプレーの球となったとき、または(3)に基づいて放棄され、したがって誤球となったとき、その球は暫定球ではなくなる。 (2) 暫定球がインプレーの球となる場合。次のいずれかの状況の場合、暫定球ストロークと距離の罰のもとにそのプレーヤーのインプレーの球となる:
  • 元の球がペナルティーエリア以外のコースで紛失した場合、またはアウ トオブバウンズであった場合。元の球はもはやインプレーではなくなり( 元の球がその後で 3 分の捜索時間が終了した後にコース上で見つかったとしても )、誤球となるのでプレーしてはならない ( 規則 6.3c 参照 )。
  • 元の球があると推定する場所よりホールに近い箇所から暫定球をプレーした場合。元の球はもはやインプレーではなくなり ( 元の球がその後で 3分の捜索時間が終了する前にコース上で見つかったり、推定していた所よりホールに近い所で見つかったとしても )、誤球となるのでプレーしてはならない ( 規則 6.3c 参照 )。
プレーヤーが暫定球を元の球と同じような場所にプレーし、どちらの球が元の球か判別できない場合:
  • 2つの球の1つだけがコースにある場合、その球が暫定球として扱われ、インプレーとなる。
  • 両球ともコースで見つかった場合、プレーヤーはその両球のうちの1つをインプレーとなる暫定球として扱うことを選択しなければならず、他の球は紛失として扱われ、プレーしてはならない。
例外-球に起きたことが「分かっている、または事実上確実」な場合、プレーヤーは他の規則に基づいて別の球に取り替えることができる:プレーヤーの球が見つからず、その球が次の状態となっていることが「分かっている、または事実上確実」な場合、そのプレーヤーには追加の選択肢がある:
  • 球がコース上に止まり、外的影響動かした(規則9.6参照)。
  • 球がコース上の動かせる障害物(規則15.2b参照)や異常なコース状態(規則16.1e参照)の中や上に止まった。
  • 他の人が故意に球の方向を変えたり、止めた(規則11.2c参照)。
これらの規則の1つを適用する場合、プレーヤーは次のいずれかをすることができる:
  • その規則に基づいて別の球に取り替える。
  • ストロークと距離の罰に基づきその暫定球インプレーの球として扱う。
(3) 暫定球を放棄しなければならない場合暫定球がまだインプレーの球となっていない状況で、次のいずれかの場合には暫定球を放棄しなければならない:
  • 元の球が、3分の捜索時間が終了する前にペナルティーエリア以外のコースで見つかった場合。プレーヤーはその元の球をあるがままにプレーしなければならない。
  • 元の球がペナルティーエリアで見つかった、またはペナルティーエリアにあることが「分かっている、または事実上確実」な場合。プレーヤーは元の球をあるがままにプレーするか、規則17.1dに基づいて罰ありの救済を受けなければならない。
いずれの場合も:
  • プレーヤーはもはや誤球(規則6.3c参照)となっているその暫定球に一切ストロークを行ってはならない。
  • 暫定球を放棄する前の暫定球でのすべてのストローク(行ったストロークと単にその球をプレーしたことに対する罰打を含む)はカウントしない。
プレーヤーが暫定球でプレーを続けたい場合、そのプレーヤーは他の人たちに元の球を捜さないように依頼できる、しかし、彼らに従う義務はない。 暫定球がまだインプレーの球になっておらず、そして元の球かもしれない球が見つかった場合、そのプレーヤーはその球を確認するために合理的なあらゆる努力をしなければならない。そうしなかった場合、委員会がその 行動をゲームの精神に反する重大な違反であると決定したときは、規則1.2aに基づいてそのプレーヤーを失格とすることができる。
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規則 1ゲーム、プレーヤーの行動、規則
規則の目的 規則1はプレーヤーに対してこのゲームの主要な原則を説明している: コースはあるがままにプレーし、球はあるがままにプレーする。 規則に従い、ゲームの精神の下でプレーする。 規則に違反した場合は、マッチプレーの相手やストロークプレーの他のプレーヤーたちより潜在的な利益を得ること...
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